船の事故はなぜ起きるのか?現役が現場の理由を解説

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■ 本文

最近、船の事故のニュースを見て、

「なぜ避けなかったのか」
「なぜ事故が起きたのか」

疑問に思う人も多いと思います。


私も現場にいる立場として、

👉 こういう疑問が出るのは自然だと思います。


その上で、

👉 現場の感覚として感じていることをできるだけわかりやすく書いていきます。


■ 結論

結論から言うと、

👉 船の事故って、1人のミスだけで起きるものじゃないです。

いくつかの条件や環境が重なって、
事故につながるケースが多いです。


■ 現場の現実①

まず一つ目は、

👉 見張りの体制です。

船の現場では、

・人手不足
・船の大きさ(トン数)による人員制限
・船種による違い

こういった理由で、体制が変わります。


例えば、

749トン以下の船では、
会社や船種にもよりますが、

👉 見張りが1人体制になることも普通にあります。


一方で、

それ以上の規模の船では、

👉 見張りは基本的に2人体制になります。

これは単なる慣習ではなく、

👉 安全のために必要な体制です。


ただ現場では、

・経験の差
・状況による負担の偏り

などで、

👉 実質1人に近い状態になることもあります。


■ 現場の現実②

もう一つ大きいのが、

👉 「すべての船がルール通り動くとは限らない」という前提です。


現場では、

俗に「3G」と呼ばれる考え方があります。

・漁船
・外船
・ガット船


※これは特定の船を否定するものではなく、
あくまで安全のための考え方の一つです。


実際の現場では、

👉 相手が動く前提で考えると危ない場面があります。


そのため、

👉 相手に任せるのではなく、自分が先に避ける

という判断を取ることも多いです。


ただし、

👉 これは船種に関係なく言えることです。


強引な判断をする船は、

タンカーであってもゼロではありません。


特に、

・1人で見張りをしている
・余裕がない状態

こういう状況だと、

👉 無理な動きになるケースもあります。


また、

危険物を扱う船であっても、

👉 判断を誤れば重大事故につながります。


一つのミスで、

・大きな事故
・二次災害

に発展する可能性がある以上、

👉 慎重に判断する必要があります。


だからこそ重要なのは、

👉 船種ではなく、

👉 その船や会社の安全意識や教育の質です。


現場で感じるのは、

👉 同じ船種でも差がかなりあるということです。


■ 現場のリアル

船の操船は、

・距離
・速度
・相手の動き

これを見ながら判断します。


ただ、

・相手が動かない
・予測と違う動きをする

こういうことが起きると、

👉 一気に難しくなります。


👉 そして事故は一瞬で起きます。


■ 船長の役割と責任

こういう環境だからこそ、

船長の役割はかなり重要です。


船長は常にブリッジにいるわけではありませんが、

👉 狭い水道や航路、船が多い海域では必ず上がります。


それ以外の時間でも、

・他の人が見張りをしている間
・夜間

👉 常に状況を気にしています。


正直、

👉 気が休まる時間はほとんどありません。


なぜかというと、

👉 一つの判断で命に関わるからです。


■ 判断と姿勢

正直に言うと、

「めんどくさいな」と思う瞬間は誰でもあります。


👉 これは人間なので普通です。


ただ、

👉 それでもやるのがこの仕事です。


そして大事なのは、

👉 それを態度に出さないことです。


船では、

👉 船長が乗組員を見ているのと同じように、
👉 乗組員も船長を見ています。


・判断
・動き
・表情

全部見られています。


だからこそ、

👉 どんな状況でも冷静にやる必要があります。


これは簡単ではありませんが、

👉 命を預かる立場として必要なことです。


■ まとめ

船の事故は、

・人
・環境
・状況

これが重なって起きます。


そしてこの仕事は、

👉 判断一つで結果が大きく変わる仕事です。


■ 最後に

こういう現実があるからこそ、

この仕事は

👉 向いている人と向いていない人がはっきり分かれます。


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